さつき散策

この頃は春の名残を感じることもなく、いきなり夏模様になってしまった奈良です。庭の菜園では4月に定植したキュウリやアスパラが勢いよく芽を伸ばして収穫もできるようになってきました。今年も手作りの少し苦味のある田舎風キュウリを味わうことができました。
平日は事務所に来るようにしています、自宅から車で10分ほどにJR奈良駅の地下駐車場に奈良市が運営する障害者が利用できる駐車スペースがあるので、そこを利用することにしています。事務所までの間に大宮幼稚園があるので、毎朝園児たちの元気な声を聞き、遊んでいる姿を眺めながら、ゆっくり歩いて通います。運動場の砂場に山を作り水を流している子やままごと遊びをしている子らがいます。少し歩くと園児を送ってきたお母さん方が自転車を持ったままのおしゃべり集団に出会います。何気なく聞こえてくる話から、幼稚園の役のことやイベントの内容などを推測することができます。そういえば私の娘も子が小さいときにそのようなことを話していたことを思いだします。
10分ほど歩くと事務所に着きます、奈良市大宮町に本部があり、そこに日々障害のある方が通所され、就職に向けて訓練に取り組まれています。大宮町は奈良県では数少ないオフィス街で阪奈道路を挟んで、近隣に役所や大手企業の事務所、金融機関、保険会社があります。事務所は阪奈道路から少し南には下がったところにあるのですが、意外と車の往来があり、都会の騒音が聞こえてくるところです。
今日もいつものようにゆっくり歩いて事務所でネットを開けてみると、厚労省の発表として、平成30年4月から民間企業の障害者雇用率が2.0%を2.2%に引き上げ、向こう5年以内に2.3%にさらにアップする内容でした。事前に聞いてはいましたが、正式に発表になると改めて緊張を感じます。これが今後の障害者雇用の促進の追い風になるようにするために、さらに取り組むべき課題を感じています。
福祉が担当する障害者の就労支援は、民間企業のそれと違い、働き続けるために必要となる日々の生活の質を大切にします。例えば、養護学校の高等部を卒業された方にとっては、65才までは最大50年近くの間、健康で安定して働き続けることが求められます。直近の就職も大切ですが、その後の定着の大切さも感じ、そのために生活性、また親や関係者を含めた支援体制の整備が求められます。
障害福祉サービス制度に、就職後の定着支援事業があります、これも本人の申請や登録が基本になっているので、学校やHW等から直接就職した方は福祉のこの制度を知ることもなく、利用する機会も少なくなります。現状の制度では、就職後長く働くために、「福祉」と関わることをお勧めします。

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